「木の香る住宅工房」(98年結成、設計5社、製材・施工3社)は地域の木の家づくりを通し、心豊かな暮らしと元気な森づくりを目指し活動しています。設計/実作、一般消費者への発信、森業振興に渡り、幅広く取り組んでいます。特にエンドユーザーである消費者の理解が重要であることから、住まいのセミナーを中心に、暮らしと森をつなぐ取り組みに力を入れています。一方、設計/実作を通し、地域の木材安定供給体制づくりの一約を担うとともに、活動の継続に向け工房若手の育成と、次の世代への発信にも取り組んでいます。
工房の材木店会員と廿日市市佐伯地区の林業 家・森林組合が協同し、葉枯らし・自然乾燥を行 う「安芸佐伯杉」安定供給の取り組み。色味の良 い材がストックされている。
より多くの人に伝えるための年1回のイベントと し て、平成13年から3年実施。林業、木材、大工技術、 設計に関する展示・実演・講演・ディスカッション等 を行った。(参加353人)
森や木に触れる機会の少ない若い世代の啓発を目的として、杉の天然林の見学・木材実験の見学・木組みの小屋づくり体験など、体感型のプログラムを開催。終え延べ1,533人の参加を得ている。